「・」「*」「頁」これってどう読むの?
記号の読み方ガイド

文章を書いていると、「あれ、この記号の読み方は何だっけ?」と迷う瞬間ってありますよね。
「・」「*」「…」など、ふだん何気なく目にする記号でも、いざ読み方を聞かれると正確に答えられない方も多いはず。
記号や言葉に気を配るようになったら、文章はさらに洗練されていきます。
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ビジネス文書や論文、あるいは小説やエッセイなど、自分の書いた文章を誰かに読んでもらう機会がある場合は、正しい記号の使い分けが重要です。
なぜ、記号の読み方を知っておくことが大切なのか。
正しい記号の読み方を知っていることは、単なる知識としてだけでなく、文章全体の質を高めることにも繋がります。
適切な記号を使うことで、文章がより分かりやすくなり、読者にとって読みやすいものになるでしょう。
また、記号の正しい使い方を理解していることは、書き手の教養や文章に対する意識の高さも示すことができます。
以下に、原稿を書くときによく使う記号の読み方、意味、使い方、そして例文をまとめました。
ぜひ活用してください

クマヤマ(編集者・作家)
キャリア20年超のベテラン編集者。作家としても小説を6冊刊行。
よく使う記号の読み方 一覧
・【なかぐろ/中点】
(意味・使い方)
文中での箇条書き、言葉の区切り、姓名の区切
(例文)
ジョン・レノンに会いたい。
* 【アスタリスク】
(意味・使い方)
脚注、補足説明のマーク、重要事項の強調
(例文)
この製品は数量限定です。 *なくなり次第、販売終了。
※【こめじるし】
(意味・使い方)
補足説明や注意事項を示す
(例文)
※駐車場は数に限りがあります。
!【びっくりマーク/感嘆符/エクスクラメーションマーク】
(意味・使い方)
感嘆や驚きを表す
(例文)
少年が飛び出してきた!
?【はてなマーク/疑問符/クエスチョンマーク】
(意味・使い方)
質問や疑問を表す
(例文)
飛び出してきたのは少年?
「」【かぎかっこ】
(意味・使い方)
話し言葉や名詞の強調に使う
(例文)
「おはよう」と父親が言った。
『』【二重かっこ】
(意味・使い方)
書籍や映画などの作品名を示す、「」内の語句を強調する
(例文)
初めて観た映画は『タイタニック』だ。
「ボスから『絶対に逃げ切れ』と言われているんだ!」
… 【三点リーダー】
(意味・使い方)
省略・余韻などを表す(2つ並べて使うことも多い)
(例文)
今日も彼女のことを思い出す……。
―― 【2倍ダッシュ/2倍ダーシ】
(意味・使い方)
文中に補足情報や説明を挿入する、心の声や内心の独白
(例文)
彼女はいつも同じもの ―― ウェルダンのステーキ ―― を注文する。
鏡の前でスーツを整えながら思う ―― 大丈夫、落ち着け、自分ならできる。
~ 【波線/波ダッシュ】
(意味・使い方)
範囲や接続などを表す
(例文)
2000~2003年にかけて活躍した。
‘ ’ 【シングルクオーテーション】
(意味・使い方)
引用、強調に用いることが多い
(例文)
‘千里の道も一歩から’と、老子の言葉を用いた。
“ ” 【ダブルクオーテーション】
(意味・使い方)
引用、強調に用いることが多い。
英語ではダブルクォーテーションの中で、さらに引用する際にシングルクオーテーションを使うケースが多い。
(例文)
それが彼の“生きざま”だ。
頁 【ページ】
(意味・使い方)
書類や書物の紙の面のこと。
「頁」は記号ではありませんが、出版ではよく登場するので取り上げました!
(例文)
私はそわそわしながらただ最初の一頁を読んだ。
(夏目漱石「こころ」より)
文章表現の細かい部分に気を配れるようになると、原稿はぐっと読みやすくなります。
「この文章、読んでもらえるかな?」と感じたら、プロの編集者の目を借りてみるのもひとつの方法です。
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ちょっと気になる「※」と「*」の使い方の違い
どちらも注釈によく使われる記号ですが、実は用途が異なります。
「※」は、主に日本語の文章に注釈をつけるときに使われます。
一方、「*」は、英語の文章で注釈や強調に使われることが多いです。
また、「※」は重要な注意点や補足情報を示したり、ビジネス文書などかしこまった場面で使われるのに対し、「*」はカジュアルに使われるという分類をする人もいます。
といっても、「*」を日本語の文章に使う人はいますし、「※」を気軽に使う人もいますので、それほど大きな違いはないというのが実際のところでしょう。
また、文章は句読点の付け方次第で読みやすくも読みづらくもなります。
句点(。)と読点(、)を上手に使って、ついつい読み進めたくなる文章を書いてみましょう。
→ 文章の初心者向けに句読点の使い方を解説したこちらの記事を、ぜひ参考にしてください。
【初心者向け】句読点とは? 句読点の使い方を知ろう!
メールやSNS、レポートなど、私たちは日々さまざまな場面で文章を書きます。その中で、相手にスムーズに伝わる文章を作るために欠かせないのが「句読点」です。

「!」の読み方が「あまだれ」の人は出版関係者
出版業界では「!」のことを「あまだれ」と呼びます。
記号の形が、まるで雨が垂れた水滴のよう(=雨垂れ)だということから、この呼称がついたとされています。
同様に「?」は「みみだれ」と呼ばれます。
上部が耳の形に似ており、そこから水が垂れるように見えることから、「耳垂れ」となったのでしょう。
また、一般的に「のばし棒」と呼ばれる「ー」は、出版業界では「音引き」と呼ばれます。
ちなみに、「!」や「?」の後には、全角または半角のスペースを空けることが多いです。
特に紙の本の編集に長く携わってきた人は、この習慣が自然と身についています。
SNSやLINEで「今起きた! すぐ行く」のように書く人は、編集者やライターなど出版関係者である可能性が高いでしょう(笑)。
また、記号と同じくらい重要なのが「難読漢字」です。
読み方の難しい漢字をうまく使いこなすことで文章は雰囲気も読みやすさも段違いに上がります。
→ 読み方が難しい漢字を一覧で紹介したこちらの記事も参考になるはずです。
難読漢字を使いこなそう! 読み方が難しい漢字 一覧
読書をしていて、読み方が難しい漢字に出会うことは意外と多いものです。なんとなく読み飛ばしてしまったり、適当に推測しながら読んでいたりすると、気づけば作品の世界に入り込めず迷子に……なんてことも。

まとめ
記号の正しい読み方と使い方をマスターすることで、より洗練された文章を書くことができます。
伝えたい内容が明確に伝わることで、読者とのコミュニケーションもスムーズになり、誤解を防ぐことにも貢献するでしょう。
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