【初心者向け】句読点とは?
句読点の使い方を知ろう!

突然ですが、あなたは句読点を正しく使えていますか?
メールやSNS、レポートなど、私たちは日々さまざまな場面で文章を書きます。
その中で、相手にスムーズに伝わる文章を作るために欠かせないのが「句読点」です。
「まだまだ文章に自信がないけど、いつか本を出せたら…」と思ったことはありませんか?
そんな方は、まずは星見書房の無料相談でお気軽にお話ししてみてください。
\ どんなご相談も、お気軽にどうぞ /
しかし、「句読点の使い方が分からない」「適当に打っている」「使い方が間違っている」と感じたことはありませんか?
実は、句読点のルールを正しく理解している人は意外と少ないのです。
その理由のひとつは、学校で詳しく学ぶ機会が少ないこと。
さらに、SNSの短文文化では句読点を省略する傾向があり、正しい使い方を意識する機会が減っています。
句読点を正しく使えば、文章は格段に読みやすくなり、伝わりやすくなります。
逆に、間違った使い方をすると、意図しない意味に伝わってしまうことも。
そこで本記事では、句読点の基本ルールから応用までを具体例を交えて分かりやすく解説します。
読み終えたころには、あなたの文章は今よりもっと洗練され、伝わりやすいものになっているはずです!

クマヤマ(編集者・作家)
キャリア20年超のベテラン編集者。作家としても小説を6冊刊行。
▶ クマヤマの詳しいプロフィール
句読点とは? 種類と基本的な使い方を徹底解説
句読点は、それぞれ異なる役割を持っています。
基本的な句読点の種類と使い方を確認しましょう。
「。」(句点/くてん)
文の終わりを示すものです。
文章の基本単位であり、必ず文末に置きます。
「、」(読点/とうてん)
文中の切れ目や、語句の区切りを示します。
息継ぎの場所を示す役割もあり、文章のリズムを整えます。
句点と読点、この2つを合わせて「句読点」と言います。
たまに「くどくてん」と読む人がいますが、これは誤り。
正しい読み方は「くとうてん」です。
句点=「。」は、文の終わりにあるもの。
読点=「、」は、文の途中にあるもの。
句読点はどっちがどっちか忘れてしまいがちですが、これを機会に覚えておきましょう。
それでは最初は、句点から学んでいきましょう。
また、「・」や「*」といった記号と同じように、難読漢字も読み手を戸惑わせやすい要素です。
→ 難読漢字の一覧はこちらで紹介しています。
難読漢字を使いこなそう! 読み方が難しい漢字 一覧
読書をしていて、読み方が難しい漢字に出会うことは意外と多いものです。なんとなく読み飛ばしてしまったり、適当に推測しながら読んでいたりすると、気づけば作品の世界に入り込めず迷子に……なんてことも。

句点「。」のルールとは?正しい使い方 3つのポイント
句点をどう打つかというルールは、大きく分けて3つあります。
1.文の終わりに打つ
句点の役割は「ここで文が終わりですよ」とわかるようにすることです。
文部科学省は「学習指導要領」という学校教育カリキュラムの基準を発表しており、その中で「文末に必ず句点を打つように指導」と書いてあります。
※文部科学省【国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説
P44(第3章 各学年の内容)に記載されています。リンクは下記より。
文部科学省 平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)
2.「」や()内の文末には打たない
「」や()内の文の終わりでは、句点は打ちません。
ただし、文末でない場合は使ってOKです。
「」や()で文が終わるときは、その記号の後に打ちます。
「こっちにおいで。」
→「こっちにおいで」。
「彼の名はトム。アメリカ出身です。」
→「彼の名はトム。アメリカ出身です」
(あの人、昔あったことがあるかも。)
→(あの人、昔あったことがあるかも)。
3.「!」や「?」の後には打たない
驚きを表す「!」や疑問を表す「?」の後には、句点はつけないのがルールです。
早く逃げろ!。
→早く逃げろ!
「昨日テレビ見た?。」
→「昨日テレビ見た?」
補足ですが、「……」や「――」の後には句読点をつけても、問題ありません。
「…」の読み方がわからない方は、ぜひ、こちらの記事もご覧ください!
「・」「*」「頁」の読み方は?
文章を書いていると、「あれ、この記号の読み方は何だっけ?」と迷う瞬間ってありますよね。「・」「*」「…」など、ふだん何気なく目にする記号でも、いざ読み方を聞かれると正確に答えられない方も多いはず。

句点のルールは以上です。
文を終わらせるときに打つ。
「」()内の文の最後や、「!」「?」の後は使わない。
これだけを覚えておけば大丈夫です!
続いては読点「、」の打ち方やルールを学んでいきましょう!
文部科学省が推奨する読点「、」の正しい使い方と4つのルール
「学習指導要領」では、読点はこういう時に使いましょうという例が4つ書かれています。
※文部科学省【国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 P44(第3章 各学年の内容)に記載されています。リンクは下記より。
文部科学省 平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)
つまり、最も基本的かつ重要な読点の使い方ですね。
順番に見ていきましょう。
① 文頭の接続詞などの後に打つ
「しかし」「だから」「そして」などの接続詞の後には、読点をつけると読みやすくなります。
× だからそこに彼女はいないと言ったのだ。
〇 だから、そこに彼女はいないと言ったのだ。
② 主語の後に打つ
主語の後に読点を入れると、文の読みやすさが増します。
× 山口さんはジョンさんに聞いた。
〇 山口さんは、ジョンさんに聞いた。
× 真新しいスーツ姿の山口さんはジョンさんに聞いた。
〇 真新しいスーツ姿の山口さんは、ジョンさんに聞いた。
主語が長いほど、読点が入ると読みやすくなりますね。
③ 従属節の後に打つ
従属節って、あまり聞きなれない言葉ですよね。
従属とは「強いものに従う」という意味。
つまり、従属節=子分になる節を指します。
例を挙げましょう。
引っ越した家に、友人を呼んだ。
Aの文で最も伝えたいことは「引っ越したこと」と「友人を呼んだこと」のどちらでしょうか?
そう、友人を呼んだことですよね。
この場合は「友人を呼んだ」が主節となり、「引っ越した家に」が従属節となります。
もうひとつ例を挙げましょう。
画家が描いた絵を、母にプレゼントした
従属節はどちらでしょうか?
はい、「画家が描いた絵を」ですね。
この従属節の後にも読点をつけることを、文部科学省では推奨しています。
× 引っ越した家に友人を呼んだ。
〇 引っ越した家に、友人を呼んだ。
× 画家が描いた絵を母にプレゼントした。
〇 画家が描いた絵を、母にプレゼントした。
「、」があった方が、かなり読みやすくなりますよね。
さらに文章をブラッシュアップしたいときは、こちらの記事を参考にしてみてください。
きっとあなたの原稿が、さらに輝きをますはずです。
書き方がわからない人向け 文章力がアップする3つのコツ
「文章を書くのは好きだけど、コツがわからない」
「自分の文章は読みにくいし、リズムも悪い」
「文章の書き方の基本を知らないから、もっと上達したい」
そんな方々のために、作家として6冊の本を出版している現役編集者が、文章力アップのコツをアドバイスします。

④ 並列する語の後に打つ
単語や文を並べるときにも、読点が活躍します。
× 「ニンジンバナナケーキを買いました」
〇 「ニンジン、バナナ、ケーキを買いました」
上は「ニンジンバナナケーキ」という1種類のケーキを買ってきたように読めてしまいます。
一方、下の文は「ニンジン」「バナナ」「ケーキ」の3種類を買ってきたことが分かります。
また、数字を並べるときも読点を使います。
× このテントに入れるのは、だいたい78人だ。
〇 このテントに入れるのは、だいたい7、8人だ。
単語や文、数字を並べるときには読点を用いて、誤読を招かないようにしましょう。
以上が文部科学省が推奨する読点の使い方ですが、これ以外にも読点を使った方が良い実戦的な場面があります。
読点の使い方を、例文を交えて紹介していきます。
「まだまだ文章に自信がないけど、いつか本を出せたら…」と思ったことはありませんか?
そんな方は、まずは資料請求から気軽に始めてみませんか?
\ しつこい勧誘は一切ありません /
意外と知らない? 読点の使い方のコツと応用テクニック
長い文の区切りとして使う
文が長くなると、どこで区切るか分かりにくくなります。
読点を入れることで、文章の流れをスムーズにできます。
× 田中選手の蹴ったボールが相手チームのゴールに吸い込まれた。
〇 田中選手の蹴ったボールが、相手チームのゴールに吸い込まれた。
どこに入れるか判断がつきにくいときは、実際に声に出して読むのがおすすめ。
このとき、自然に息継ぎした場所に読点を打ちましょう。
ある速読の先生に聞いたのですが、人は黙読で本を読んでいる時でも唇が動いていることが結構あるとか。
つまり、「声を出していない音読」をしている状態ですね。
ですから、実際に読んでみて息継ぎする場所に読点を打つことで、読みやすいリズムが生まれます。
誤読を防ぐために使う
読点がないと、意味が変わってしまうことがあります。
誤解を避けるために、適切な場所に入れましょう。
先生は急いで帰るよう言った。
この文だと、2通りの場面が頭に浮かびますよね。
ひとつは、先生が「急いで帰りなさい」と言うシーン。
もうひとつは、先生が慌てふためきながら「帰りなさい」と言う場面。
同じ文でも、まったく違う意味になってしまいます。
このようなまぎらわしさを防ぐために、適切な場所に句点を打ちましょう。
「先生は、急いで帰るよう言った」なら前者の意味。
「先生は急いで、帰るよう言った」なら後者になります。
強調したい部分の後に使う
言葉を強調するとき、読点を入れるとリズムが生まれて印象が強くなります。
× 諦めずにパンチを放った。それが大逆転のきっかけになった。
〇 諦めずにパンチを放った。それが、大逆転のきっかけになった。
下の方が、大逆転のきっかけが何だったのかが伝わりやすいですよね。
省略された語句を補うために使う
読点には、文をスッキリさせる効果もあります。
「私はコーヒーを注文した。彼女は紅茶を注文した」
この文章のある部分を「、」に置き換えることで、シンプルな文になります。
どこかわかりますか? 正解はコチラ。
「私はコーヒー、彼女は紅茶を注文した」
「を注文した」を「、」にすることで、意味は同じでもスッキリ読みやすい文になりましたね。
「まだまだ文章に自信がないけど、いつか本を出せたら…」と思ったことはありませんか?
そんな方は、まずは資料請求から気軽に始めてみませんか?
\ しつこい勧誘は一切ありません /
「」の代わりに使う
登場人物のセリフは「」で表現されることが多いですが、これを読点で代用することもできます。
「こんにちは」と少年は言った。
こんにちは、と少年は言った。
その人物が発言したことは表現したいけど、かといってそこまで重要ではない時に使えるでしょう。
「もう会えないわ」と彼女は言って、部屋を出ていった。
もう会えないわ、と彼女は言って、部屋を出ていった。
前者は「もう会えないわ」と、彼女がしっかり言った場面が頭に浮かびます。
一方で後者は、動作の中で言っているような印象を受けませんか?
このあたりは書き手の好みであり個性でもあるので、自由に使い分けてみると良いでしょう。
時間を感じさせる
読点をひとつ入れるだけで、読者に時間を感じさせることができます。
「間」とか「ため」とか呼ばれるものですね。
大統領は決断した。
↓
大統領は、決断した。
どうでしょう?
前者はスムーズな印象を受けますが、後者は時間の密度を感じさせます。
逆接時に用いる
前と後の文が逆の意味のときは、それを強調するために読点を使うことがあります。
船長はいつも優しいが恐ろしい面もある。
↓
船長はいつも優しいが、恐ろしい面もある。
どちらも、船長は「いつも優しいこと」と「恐ろしい面もある」という二面性があることを表していますが、読点を打った後者の方が、より落差が出ている印象を受けるのではないでしょうか。
「、」を入れることで読者が一瞬止まり、考えさせたり、想像させたりすることもできるのです。
読点を使い過ぎると、読みにくくなる
読点が多すぎると、かえって読みづらくなります。
明日、私の、家で、一緒に、将棋を、して、それから、ピザを、食べませんか。
読点が多いとかなり読みづらいし、内容もスッと入ってきません。
明日、私の家で一緒に将棋をして、それからピザを食べませんか。
このように読点はあまり多くせず、適切な場所に打つようにしましょう。
まとめ
ここまで句読点の打ち方・ルールなどを紹介してきました。
句点は皆がルールや常識の中で使っていますが、読点はそうとも言い切れません。
プロの作家さんの中にも、ルールや常識に縛られない読点の使い方をする人はいます。
「しかし彼は笑った」のように、接続詞のあとに読点を置かない作家さんもいますし、読点をあまり使わない長文で独特のリズムを生み出す作家さんもいます。
どこに読点を打とうと、その人の自由で、だからこそ文章を書くのはおもしろいと思うのです。
ここで挙げた読点の打ち方は「ある程度の共通認識」くらいに考えておきましょう。
「読点はここに打たなきゃ」などと縛られず、あなたの文章をのびのびと書いてください。
創作活動においては常識を気にすることよりも、あなたを思いのままに表現することのほうがずっとずっと大切なのですから。
句点と読点の違いとは?ルールをおさらいしよう
【句点】
句点のルール①
文の終わりに打つ
句点のルール②
「」や()内の文末には打たない
句点のルール③
「!」や「?」の後には打たない
【読点】
読点のルール①
文頭の接続詞などの後に打つ
読点のルール②
主語の後に打つ
読点のルール③
従属節の後に打つ
読点のルール④
並列する語の後に打つ
ある程度のルールや常識があるとはいえ
読点は自由に使って、あなただけの世界を書こう!
句読点は大丈夫?
文章の出来に自信がない?
その悩み、自費出版の星見書房が解決します!
20年以上の経験を持つプロ編集者が、あなたの原稿を無料でチェック。
未完成の原稿でもOK!
まずはお気軽にご応募ください。
\ プロが無料で原稿チェック /

