自費出版の本は書店に並ぶ? 注文・委託配本の仕組みと注意点を解説

自費出版の本は書店に並ぶ?
注文・委託配本の仕組みと注意点を解説

書店のイメージ写真

出版を考えている方からよく聞かれることがあります。

「私の書いた本は、書店に必ず並びますか?」

という質問です。

せっかく書いた本だから、できるだけ多くの人に読んでもらいたい。
自分の作品が書店に並ぶ光景を実際に見てみたい。

その気持ち、よくわかります。

では、自費出版した本は、必ずどの書店にも並ぶのでしょうか?

答えは残念ながら「ノー」です。

しかし、これは自費出版だけに限った話ではありません。

実は、商業出版の本であっても必ず書店に並ぶとは限らないのです。

重要なのは、本が書店に並ぶ仕組みを正しく理解し、適切な対策を講じること。

仕組みと対策を理解することで、自費出版であってもあなたの本が読者に届く可能性は高まります。

さっそく、どのような仕組みで本が書店に並ぶのかを解説していきます。

ネット書店で売りたいなら、kindleと自費出版の比較記事が参考になります。

この記事の監修・執筆

自費出版の本は書店に並ぶ? 流通の仕組みと注意点

書店に本が並ぶ仕組みには、大きく分けて「注文」と「委託配本」の2種類があります。

「注文」は、書店が出版社に「この本を店に置きたいので〇〇部欲しい」と発注することです。

書店が注文する理由は、すでに予約が入っている、問い合わせが多くあった、売れ行きが良かったなど、さまざまです。

いずれの場合も、「この本ならまた仕入れても売れる」と書店員さんが判断したことで、注文が入ります。

一方の「委託配本」は、出版社が本を取次(とりつぎ)に納品し、取次が決めた書店に配本する仕組み。

取次とは、本の流通を担う問屋のような存在で、日本出版販売(日販)やトーハンが有名です。

出版社が取次に本を納めると、その本は取次の流通網を通じて、全国の書店に配送されます。

しかし、ここで重要なのは、委託配本された本が必ず店頭に並ぶとは限らないということです。

「一度も書店に並ばずに返本される」のは、全然珍しくない

書店には毎日、大量の本が配本されます。

しかし、そのすべてが書店の希望通りの本とは限りません。

配本された本の中から、どの本を店頭に並べるかを決めるのは書店です。

出版社が「この本を必ず置いてください!」と指示することはできません。

もしそれが許されるなら、どの出版社も「うちの本をもっと並べてほしい!」とガンガン言ってくるに決まってますからね(笑)。

書店に並ぶ本は、主に次のいずれかの条件を満たしているものと考えてください。

・現在売れている本
・すでに話題になっている本
・過去に売れた実績のある著者やテーマの本
・いま注目されているジャンルや事柄を扱っている本
・書店員さんが「売りたい」と思う本

たとえ新刊であっても、条件のどれかに当てはまらなければ、店頭に並ばないこともあります。

一度も店頭に並ばずに返本されるなんてことも、決して珍しいことではないのです。

質の高い出版には準備が不可欠です。こちらの記事で始め方をチェック。

書店で長く置いてもらうために重要な2つの事

それでは、どうすれば書店で自費出版の本を長く置いてもらえるのでしょうか?

一番大切なのは、装丁と内容のクオリティーを高めることです。

書店員さんは本のプロです。

日々多くの本に触れ、どの本が売れそうかを見極める鋭い目を持っています。

そんな書店員さんに「この本は面白い」「多くの人に読んでもらいたい」と思ってもらえることが重要です。

また、一部の自費出版の会社では、有名書店に本を置くことを確約する有料のオプションサービスを提供しているところもあります。

自分の出した本が必ず有名書店に置かれるというのであれば、有料であっても魅力的に感じる人はいると思います。

ただし、利用する際は、事前に以下のポイントをしっかり確認しておきましょう。

・どの書店に置かれるのか?
・店内のどの場所に、どのくらいの期間置かれるのか?
・費用はどのくらいかかるのか?

書店は素晴らしい本がたくさん並んでいる、とても競争の激しい場です。

自費出版の本が書店員さんの目に留まるためには、質の高い本を作ることが不可欠。

本の内容が魅力的で装丁も優れていれば、書店員さんに「この本を売りたい」と思ってもらえる確率は自然と高くなります。

自費出版の本をできるだけ多くの人に手に取ってもらうために、書店に本が並ぶ仕組みを理解し、より良い本づくりを目指していきましょう。

まとめ


本が書店に並ぶ仕組みは「注文」と「委託配本」


委託配本された本は必ず店頭に並ぶとは限らない


書店員さんの判断が、書店での販売に大きく影響する


質の高い本を作ることで、書店に長く置いてもらえる可能性が高まる


有料オプションで書店に置いてもらう際は、細かい事前確認が必須!

自費出版の費用の目安や内訳についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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